（訪問シーズン：2019年7月）
この夏にレンタカーで道東を子供と回ったのですが、その一環で釧路湿原にも寄ってみました。
釧路湿原は、釧路川流域に広がる日本最大の湿原で、国立公園にも指定されています。
今回は、釧路湿原の西側にあるトレッキングコース2か所（釧路市湿原展望台遊歩道、温根内木道）と、東側にある展望台1か所（細岡展望台）を回りましたので、そのご紹介をしたいと思います。
目次：
釧路市湿原展望台遊歩道
「釧路市湿原展望台遊歩道」の基本情報
所在地（釧路市湿原展望台）：北海道釧路市北斗6-11
ルート：釧路市湿原展望台～釧路市湿原展望台遊歩道（サテライト展望台）～釧路市湿原展望台
（約2.5km）
コースマップ：
所要時間：1時間
対象年齢：幼児（年少）でも可
難易度：
ー大人・子供：大人にとっても子供にとっても楽なコースです。
コースの左半分は、平坦なバリアフリーコースになっており、ベビーカーでもサテライト展望台まで行けるようになっています。
コースの右半分はアップダウンがありますが、木道・木階段がしっかり整備されていて歩きやすくなっており、幼児でも十分歩けます。
装備：
ースニーカー、軽装でOK
補足情報：
ー釧路湿原の西側に位置するトレッキングコース＆展望台です。
湿原の中は歩きませんのでコース自体はあまり"湿原を歩いている"感はしませんが、コースのちょうど中央辺りに釧路湿原の西側を見渡せる「サテライト展望台」があります。
ー森の中を歩くコースのため、コースはほぼ木陰になっており、夏の暑い日でも割と歩きやすいです。
ースタート＆ゴール地点になっている釧路市湿原展望台の建物に、かなり広い無料の駐車場が併設されています。
―トイレは釧路市湿原展望台の建物の中と建物の脇にありますが、コースの中にはありません。
―コース内にちょこちょこベンチや休憩広場が設置されています。
また、サテライト展望台のある広場には、冷たい水の出る水飲み場もありました。
（釧路市湿原展望台の外観）
ー釧路市湿原展望台の建物は、無料ゾーン（1F）と有料ゾーン（2F～屋上：一般 470円、高校生 250円、小・中学生 120円）に分かれています。
無料ゾーンには自動販売機やお土産屋、ソフトクリームや軽食を扱っているレストランがあります。
有料ゾーンは、釧路湿原に関する展示室（2F）と展望台（3F、屋上）がありましたが、正直、展示も展望台からの眺めもいまいちでした。
特に眺望は、建物の展望台からの眺めよりも、遊歩道内にあるサテライト展望台からの眺めの方が良かったです。
釧路市湿原展望台遊歩道のオススメ度
（☆☆☆がMax、あくまで私の主観です）
・大人：☆☆（散策路自体は"釧路湿原"感はなく"森の中の木道"という感じでしたが、サテライト展望台からの釧路湿原の眺めは必見です）
・子供：☆☆（アップダウンや吊り橋のある木道を、楽しげに走り回っていました）
釧路湿原：温根内木道（おんねないもくどう）
「恩根内木道」の基本情報
所在地（温根内ビジターセンター）：北海道阿寒郡鶴居村字温根内
ルート：温根内ビジターセンター～温根内木道（外回りコース）～温根内ビジターセンター
（約3.1km）
コースマップ：
所要時間：1時間強
対象年齢：幼児（年少）でも可
難易度：
ー大人・子供：コースは平坦、かつ、木道が整備されており、子供にも歩きやすいコースです。
ちなみに私たちは外回りコースを歩きましたが、中回りコースは全行程バリアフリーになっていますので、ベビーカーでも回れます。
装備：
ースニーカー、軽装でOK
補足情報：
ー釧路市湿原展望台遊歩道と同様、釧路湿原の西側に位置するトレッキングコースです。
釧路市湿原展望台遊歩道とは異なり、釧路湿原を見渡せるような展望台はありませんが、釧路湿原内で唯一、湿原内を歩ける木道が整備おり、まさに釧路湿原の中を歩くことができるコースです。
ー湿原の中のコースになるため、コースの大半は木陰がありません。日差しが強い日や、夏の暑い日は対策が必要です。
ースタート＆ゴール地点の温根内ビジターセンターに割と広めの無料駐車場があります。
―トイレは温根内ビジターセンター内にありますが、コースの中にはありません。
ー飲み物の自動販売機は温根内ビジターセンター内にありますが、近くにお店はありません。食べ物が必要な場合は、釧路市湿原展望台に立ち寄るか、（釧路空港/釧路市街側から見て）温根内木道の2-3km先にあるコンビニ（セイコーマート）まで行く必要があります。
―コース内には、ちょこちょことベンチや休憩広場が設置されています。（晴れた日は日向になりますが...）
（温根内ビジターセンターの外観）
ーコースの最後で鹿と出会えましたが、コース内では野生動物や野鳥の姿は殆ど見えませんでした。
（動物の痕跡は至る所にありますし、鳥の声もかなり聞こえてくるのですが...）
野生動物と出会うことを期待して温根内木道に行くと、ガッカリすることになる可能性も高いと思いますので、「野生動物に会えたらラッキー」くらいの気持ちで行くのがいいと思います。
釧路湿原：温根内木道のオススメ度
（☆☆☆がMax、あくまで私の主観です）
・大人：☆☆☆（"釧路湿原の中を歩いている"感があって、個人的にはとても良かったです）
・子供：☆～☆☆（大人からすると、釧路湿原の中を歩けるのは貴重な経験だと思うのですが、子供にとっては釧路湿原は"ただの草原"に過ぎないようで、「コース自体はあまり楽しくなかった」そうです。ただ、「鹿が見れて良かった」ので、総合的には「楽しかった」と言っていました。）
（参考）釧路湿原：細岡展望台
釧路湿原の東側にある「細岡展望台」にも立ち寄りましたので、簡単にご紹介します。
「細岡展望台」の基本情報
所在地（細岡ビジターズラウンジ）：北海道釧路郡釧路町字達古武22-9
・細岡展望台からは、釧路川を含めた釧路湿原の東側の景色を見ることができます。
・細岡展望台への道の入り口に、割と大きめの無料駐車場がある「細岡ビジターズラウンジ」があります。
細岡ビジターズラウンジから細岡展望台までは、片道600m程度になります。
・細岡ビジターズラウンジには、トイレの他、喫茶コーナーもあります。
・私たちは車で行きましたが、くしろ湿原ノロッコ号が止まるJR釧路湿原駅から歩いて15分程度で細岡展望台まで行くこともできます。
（細岡ビジターズラウンジの外観）
